髪の静電気で広がる・まとまらない。秋冬に起きる理由と、うるおいで整える髪づくり
マフラーを外した瞬間、髪がふわっと広がって顔にまとわりつく。秋から冬に増える、静電気の悩みです。気温と湿度が下がるこの季節は、髪の水分が逃げやすく、少しの摩擦で電気をためてしまいます。なぜ冬に起きやすいのか、その理由と、サロンと自宅でできる整え方をまとめました。
冬に静電気が起きやすいのはなぜ?
静電気は、ものとものがこすれて電気がたまり、逃げ場を失うことで起きます。髪の場合は、ニットやマフラー、コートとの摩擦がきっかけです。夏はある程度の湿度が空気中にあり、たまった電気は水分を伝って自然に逃げていきます。ところが秋から冬は、空気も髪も乾きやすく、電気が行き場を失ってたまったまま。その結果、髪どうしが反発し合い、広がったり、顔にまとわりついたりします。
つまり静電気は「冬だから」起きるのではなく、「髪と空気が乾いているから」起きやすくなります。言い換えれば、うるおいのある髪ほど電気をためにくい、ということです。
乾いてダメージのある髪ほど、静電気をためやすい
同じ環境にいても、静電気の出やすさには個人差があります。分かれ目は、髪の水分量と表面の状態です。カラーやパーマ、毎日のドライヤーでダメージが進むと、髪の表面を守るうろこ状の層が荒れ、水分が抜けやすくなります。乾いて表面がざらついた髪は摩擦も大きく、電気をためこみやすい状態です。
逆に、水分と手ざわりが保たれた髪は、摩擦が少なく、たまった電気も逃げやすい。静電気への対策は、その場しのぎのスプレーより、髪そのものの状態を底上げすることが近道になります。
サロンでできること — 手ざわりとうるおいを取り戻す
plaisirはトリートメント専門店として、髪質とダメージを見極めた処方で手ざわりの変化をつくるTreatment(¥6,600)を用意しています。表面が整えば摩擦が減り、静電気も起きにくくなります。
カラーをされる方には、トリートメントするように染める美髪彩生Color(¥19,800/ミルボン プレトワ)という選び方もあります。嫌なニオイがなく、染めるたびに手ざわりが続くのが特長で、繰り返すほど髪が落ち着いていきます。色を変えながら、うるおいも一緒に積み重ねられます。
さらに、毛先の絡まりやねじれが指通りを悪くしているなら、薬剤を使わずに毛の交差をほどくリセッターカット(¥3,300)で、引っかかりの少ない髪に整えることもできます。
自宅でできる、静電気をためない習慣
サロンで底上げした状態を保つには、毎日のひと手間が効きます。
- 乾かす前に、洗い流さないトリートメントやオイルで水分と油分を補う
- プラスチックのブラシは静電気が起きやすいので、木製や獣毛のブラシに替える
- ニットやマフラーを着脱するときは、ゆっくり動かして摩擦を抑える
- 部屋が乾く季節は、加湿器で湿度を保つ
どれも小さなことですが、「乾燥と摩擦を減らす」という一点で共通しています。
次にサロンへ来るタイミング
静電気が気になり始めたら、それは髪が乾きのサインを出している頃合いです。広がりやパサつきが続くようなら、次の来店で手ざわりを整え直すのがおすすめです。季節の変わり目は髪の状態も動きやすいので、「最近まとまりにくい」と感じたら、そのまま普段の髪のままご相談ください。うるおいのある髪は、冬のおしゃれを軽やかにしてくれます。